コムデギャルソン - デザイナー川久保玲の考え
 洋服の概念を覆し、絶えず衝撃を与え続けるブランド、コムデギャルソンは、今年でブランド設立40周年。デザイナー川久保玲さんは、、北京五輪で各国選手が身に着けた英スピード社の水着のデザインを手掛けるなど、ファッションの粋を超えて活躍している。
 1980年代のパリで、川久保玲さんは当時一般的ではなかった黒を使い「黒の衝撃」と評され、一大旋風を巻き起こした。が、ここ数年「あまりに普通になりすぎた」と黒をメインに使うことはなかった。
 09年春夏のパリ・コレクションを行うにあたり、「今回 『これからの黒は何だろう』 と自分に問いかけた」 と話す。 最も大事にしているのは 「新しいものをつくる」 こと。 飾りを付け替えて 「新しく見せた物」 ではなく、本当の意味で新しいものだ。「自分に抽象的な宿題を出して、それをどの材料でどうつくるか詰めていく」 のが、川久保玲さんのやり方だ。
 「スタッフとのやりとりでも、『前にやったからダメ』 『どこかで見たことある』と、どんどん捨てていく。その繰り返しです」。先鋭的な作品の数々は実は「一つ一つ宿題をこなし、形にしてきた積み重ね」の結果だ。
 毎朝7時半に出社。パリコレ前は連日深夜帰宅だ。自分に厳しく 「今まで一度も満足したことはない」という。 「でも結局、自分がつくりたいものは自分にしかできないんです」
 何もないところから、本当の新しさを創造するのは苦しい。それを、川久保玲さんは、社会や時代の風潮といったさまざまな事柄への「怒り」を原動力に、続けているという。 「前に進まないと世の中も変わらない。(ファッションという)自分の持ち分でそれをやるということです」
 川久保玲さんは、年間150億円を売り上げる 「コムデギャルソン」 社の経営者でもあり、ビジネスも独自の考えでデザインしている。直営の十一店をはじめ、世界に散らばるショップのデザイン、メディアに配布する印刷物も自分で手掛ける。 
 マーケティングが発達し、ほかのほとんどのブランドが 「売れる」 と分かるものをつくる。ところが、川久保玲さんはそうした手法を取らない。 
 「大きな売り上げを出すことが目的ではないのです」。 つくりたいものをつくって売ることが大前提。そのためにデザイナーがものづくりできる、自由な環境を守る経営をする。コムでギャルソンの姿勢は、極めてシンプルだ。
(パリ共同=中井陽、中国新聞)
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by super2525 | 2009-02-06 01:23
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