本当に美味しい味  彦麻呂
 長年、グルメリポーターをやってきて、最近、「味の究極」は、作る人の「人柄」や「真心」「思い」じゃないかとおもっているんです。 二十年もこの仕事をやっていますと、どんな高価な料理も、かなり珍しい食材もほとんど食べ尽くしました。
 そのなかで「あれは美味しかったなぁ」と思えるモノは「料理の技」や「出汁の加減」ではないんです。もちろん、それも重要なんですが、それだけではないという意味です。
 東京の郊外に塩ラーメンのお店があるんです。その店のお母さんが作っている塩ラーメンはすごく美味しい。味もさることながら何か一味違う。
 聞いてみたら、早くに息子さんを亡くして「もう、店を閉めよう」と思ったことがあるそうです。しかし、来てくれるお客さんを見ていたら息子のように思えてきたそうなんです。
 そして今では、息子に食べさせるつもりで塩ラーメンを作り続けているって。だからなんでしょうか、心がこもっているんですね。ここの店主にしか出せない味です。 (第三文明)
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by super2525 | 2009-02-19 00:30
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