「もてなす心」
 サービス業の接客では特に、「ホスピタリティ(もてなす心)」が重視されている。ビジネス界に限らず、もてなし方のいかんで、人間関係はよくもなれば、悪くもなる。もてなす心をいかに深めることができるか、それを伝えるコミュニケーションの仕方とは? 心理カウンセラーの高平嘉明氏に語ってもらった。

━もてなす心を深めるために、人と接する際、どんな心構えが必要なのでしょうか?

高平氏: 当たり前のことと思われるでしょうが、だれかと語る場合には、いつも相手を理解・共感しようとすることが必要です。相手の話す言葉より、むしろ相手の気持ちに耳を傾けてほしい。
 他人の苦しみであれ、喜びであれ、自分がまったく同じに感じることはできません。だからこそ、一緒に悩み、考えることが大切です。それを繰り返していくうちに、感受性が豊かになっていくのです。豊かな感受性を備えていれば、相手の伝えようとしていることや求めていることを、敏感に感じ取ることができるのです。
 相手をもてなす上で、感受性は最も重要な資質であるといえます。一人一人のうちに、それがゆっくりではあっても、育まれていくことが、よりよい人間関係を、信頼に基づく社会を築き上げることになる━その意味で、基本的なコミュニケーションを今一度、見直したいものです。

たかひら・よしあき 1928年、宮崎生まれ。 辺地教育、知的障害児童教育、言語治療教育を30年間、手掛ける。その間、治療の専門家になるため、10年にわたり、ユング派の精神分析を「受けた。日本心理臨床学界名誉会員。
(聖教新聞より)
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by super2525 | 2009-03-02 10:10
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