嚢中の錐 (のうちゅう の きり)
 「嚢中の錐」という成語がある。袋に入れた「錐(きり)」は、先端がすぐに袋の外に突き出ることから、「優れた人は、かくれていてもすぐに頭角を現す」という意味の言葉として使われている。
 由来は、中国の故事である。
 ー 趙(ちょう)の国の公子・平原君(へいげんくん)が同盟の目的で楚(そ)の国に赴く際、毛遂(もうすい)という家来が同行を願い出た。平原君が「嚢中の錐」に例え、毛遂の活躍を聞かないことを理由に断ろうとすると、“私がもっと早く袋の中にいれば、先端のみならず柄まで突き出ていたことでしょう”と。果たして、同行を許された毛遂は鮮やかな弁舌で、見事に同盟を成功させた。(岩場文庫『史記列伝(1)』、小川環樹、今鷹真、福島吉彦訳) (聖教)
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by super2525 | 2009-04-25 14:46
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