井村雅代 シンクロ・コーチ
 水中を華やかに舞うシンクロナイズドスイミング。井村雅代氏は、2004年のアテネまで27年間、6回の五輪すべてで日本にメダルをもたらした名コーチだ▼選手が「もう私、これが限界です」と弱音を吐くと、彼女はいつも「限界ってどこにあるの? どこに見えてるの?」と聞いた。そうやって、選手の心から、固定観念や限界という言葉を取り払い、潜在能力を引き出した(NHKテキスト『知るを楽しむ~人生の歩き方』)▼ある青年の体験を思い出す。設計事務所に就職したが、雑務のような仕事ばかり。休みもない。「もう駄目」と絶望していた時、池田名誉会長のスピーチと出合った。「『自分なんかもう駄目だ』と思うような瀬戸際の時が諸君にもあるにちがいない。実は、その時こそが、自身の新しい可能性を開くチャンスなのである」と▼目が覚める思いだった。一番つらい今こそ「一番成長できる時」と知った。以来、どんな仕事にも、これ以上できないくらい全力を注いだ。周囲の評価も高まり、百貨店など大きな仕事を任されるまでに。今は独立し、1級建築士の資格も取得した▼「限界だ」と思う時こそ、実は勝利のドラマの始まりだと痛感する。きょうも、新しい“自分史”を綴りたい。(陸)
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by super2525 | 2009-07-21 15:25
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