双葉山
 昭和の名横綱・双葉山は連勝記録を69で止められた後、3連敗を喫した。昭和の大横綱・大鵬は45連勝で敗れた後、途中休場を余儀なくされた。いかに緊張感の持続が困難か。大記録樹立の期待をかけられながら、連勝を63でストップされた横綱・白鵬は、その後、見事に立ち直り、5場所連続優勝で、角界の試練の一年を締めくくった。297日ぶりに負けた後、目標を、5年連続モンゴル相撲の王座に就いた父親に並ぼうと切り替えた。親思いの白鵬らしい。6年前の小結時代に、19歳の彼を取材した。部屋の壁にモンゴルの大草原の絵が掲げられていたことが印象深い。しかし「この世界で勝つために来た。帰りたいと思ったことは一度もない」との言葉に、鋼のような心の強さを感じた。名横綱に共通する、横綱相撲の特徴は、「受けて立つ強さ」といえる。どんな若手の挑戦にも胸を出して受け止める。そこには、相手の力を吸収する柔軟さ、懐の深さが必要。何より、何ものも恐れない強い精神力が不可欠だ。 
(扶)聖教新聞
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by super2525 | 2010-12-01 13:56
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